ロリィタが好きでも、
いつも話題の中心にいられるわけじゃありません。
みんながメゾンの話をしているとき、
私は正直、あまり話についていけないなと感じることがあります。
自分が欲しいと思ったり、着たいと思うお洋服の幅が、
そこまで広くない自覚があるからだと思います。
有名なところの名前は知っていても、
新作の話や、毎年恒例の柄、
そういった細かいところまでは分からない。
「みんな、よく知ってるなぁ」と思いながら、
私は相槌を打ちながら、少し離れたところで話を聞いています。
でも、その時間が嫌かと言われたら、そうでもありません。
私は手に取らないけれど、
今話している人たちにとっては、とても魅力的で素敵なお洋服たち。
みんなが楽しそうに話しているのを見ているのは、
それはそれで、ちゃんと楽しい時間です。
ただ、ふとした瞬間に思うことはあります。
「私、ここにいていいのかな」
話についていけなさすぎて、
場違いなんじゃないかと感じてしまうことも、正直あります。
でも、不思議と肩身が狭いわけではありません。
私はクラシカルロリータが好きで、
どういう系統のお洋服が好きなのか、
友達はちゃんと知ってくれています。
たぶん、
「それはすずちゃんの好みじゃないよね」
って、分かってくれている。
だから、無理に合わせなくていいし、
誰かが話についていけないからといって、
遠慮して話題を変える必要もない。
押し付け合わず、
でも置いていくわけでもなく、
ただ「楽しいね」とか
「素敵だね」「かわいいね」って、
それぞれの気持ちをそのまま共有している。
そういう空気の中にいられるのは、
とてもありがたいことだと思います。
話題の中心にいなくても、
全部を知らなくても、
私は、ちゃんとそこにいました。
それでいいんだと思えたのは、
良い友達に恵まれたからかもしれません。


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