カフェでおしゃべりしていると、つい気が緩んでしまうことがあります。
笑って、うなずいて、相手の話に夢中になって。
気づくと背中が丸まっていて、「あ、今の姿勢ちがうな」って、ふっと気づくんです。
でもね、気が緩むこと自体は悪いことじゃないと思っています。
むしろ、それって楽しいってことだし、安心してるってことだし。
ちゃんとその時間を味わえている証拠でもあります。
ただ、それと姿勢は別の話なんですよね。
私は、自分が「素敵だな」と思える姿で過ごしたい。
だから気づいたら、姿勢を正します。
背中が丸まっていたのなら、背骨をすっと起こす。
肩を少し開いて、胸をほんの少しだけ張って。
顎は上げすぎず、下げすぎず。凛として見える角度を探すみたいに、静かに整える。
姿勢を正すと、呼吸も変わります。
息が入りやすくなるというか、空気が通る道ができるというか。
「自分の身体に戻ってきた」みたいな感覚に近いかもしれません。
そして、その瞬間に思うんです。
よし、って。
なんというか、いつのまにか落ちていたギアを上げられた感じ。
ギアチェンジがうまくいったときの、あの小さな手応え。
何かを派手に変えたわけじゃないのに、今の自分をちゃんと好きでいられる感じがするんです。
姿勢って、どうせまた崩れます。
たぶん、すぐ崩れます。
おしゃべりしてたら、また気が緩むし、また背中は丸くなる。
だけど、崩れてもいいと思っています。気づいたときに、また直せばいい。
その「気づいたら直す」を続けられるだけで、私は私を少し好きになれるんです。
もちろん、できない日もあります。
頭が痛い日。お腹の調子が悪い日。
そういう日は、正しい姿勢よりも、家に帰るまで身体を保たせることが優先です。
自分に無理をさせないのも、同じくらい大事なことだから。
それでも、調子が戻った日にまた背筋を伸ばせたら、それでいい。
気が緩むのは、楽しい証拠。
姿勢を正すのは、諦めない証拠。
私はその小さな「よし」を、これからも拾っていきたいなと思っています。


コメント